ロッド
 「残念だったな、おめぇの負けだ。あきらめてもらうしかねえな。

ミント
 「もう1回! もう1回バトルしよ!

ロッド
 「そいつはかまわねぇけどよ。ファイトマネーを100Gいただくぜ。

ミント
 「ええっ!?

ロッド
 「悪ぃが、オレ様にも生活ってものがあるからな。

ミント
 「ちぇっ、ケチ!


ロッド
 「よう、ミント。マネーを持ってきたならレッツ・バトルとシャレこもうぜ。
はらってバトル
ロッド
 「OK! たしかに受け取った!
  レッツ・バトルだぜ、ミント!!

ロッドとバトル!

負けた
やめておく
ロッド
 「急げよ、ベイビー。
  おめぇと早くバトルしたくて
  アームがうずいてしかたねえぜ。


勝った
ミント
 「ま、また負けた……。

ロッド
 「どうやら何度バトルしても結果は同じみてぇだな。

ミント
 「そんなことないわよ! もう1回バトルしよ!
  このあたしに秘められた真の力を見せてあげるわ!

ロッド
 「ノーサンキューだ。

 「勝負か見えてるバトルなんかじゃオレ様のソウルは燃えねぇのさ。
  すっぱりあきらめて別の方法を探しな。

???
 「ロッド君!

ロッド
 「あっ! マダム!?

ミント
 「へ? ミラさんが……マダム?

ロッド
 「どうしました、マダム!? オレ様になにかご用ですか?

ミラ
 「なにかご用、ですって?

ロッド
 「どどど、どうしたんですか!? ご機嫌ななめみてぇですが……。

ミラ
 「そうよ、ご機嫌ななめよ。大の男が、女の子を困らせているんだから。

ロッド
 「大の男が……ってマダム!? そいつはまさか……。

 「オレ様のこと!?

ミラ
 「他に誰がいるのかしら。そうよ、ロッド君のことよ。
  ミントちゃんが必死で頼んでいるのに力を貸してあげないなんて
  ずいぶん心がせまいんじゃない?

ロッド
 「オレ様のハートがせまい!? 違いますよ、マダム!
  これは公正なバトルの結果で……。

ミラ
 「言い訳なんて男らしくないわよ。

ミント
 「……ふたりって、知りあいなの?

ミラ
 「そんなところね。ロッド君はお金がなくなると、うちに夕食を食べにくるの。

ミント
 「ずーずーしいやつね……。

ロッド
 「マダムの料理は世界一だぜ。

 「マダム、この恩はかならず返します!

ミラ
 「そうね……。じゃあ、今返してもらおうかしら。

ロッド
 「は!?

ミラ
 「ミントちゃんに協力してあげてちょうだい。

ロッド
 「ですがマダム、ミントはオレ様に負けたわけで……。

ミラ
 「だから力を貸さないの?

ミント
 「心がせまいわね〜。

ロッド
 「おめぇが言うな!

ミラ
 「どうなの、ロッド君。わたしのお願い、聞いてくれるかしら。

ロッド
 「うぐ……。

 「しかたねぇ!

 「おいミント! マダムに免じて今回だけはヘルプしてやる!

 「いいな、今回だけだからな!

ミント
 「おっ! 悪いわね〜。

ミラ
 「わたしからもお礼をい言うわ。おわびに、ごちそうするから許してちょうだいね。

ロッド
 「おわびなんて、とんでもない! これぐらいのことはベリーイージーです。
  なにかあったら、いつでもオレ様に言って下さい!

ミラ
 「ありがとう、ロッド君。

 「これでガムル樹海に行けるわね。
  途中でおなかが空くでしょうからお弁当を作っておくわ。

ミント
 「おおっ♪ ナイス!
ミラ
 「もちろん、ロッド君の分もね。

ロッド
 「おお……! マダム、感謝します!

ミラ
 「じゃ、ロッド君。ミントちゃんをよろしくね。

ロッド
 「オレ様はマシンをスタンバイしておく。しばらく時間をつぶしてきな。
  それから……。

ミント
 「なに?

ロッド
 「オレ様が、マダムに頭が上がらないことはトップシークレットにしてくれよ。


ロッド
 「さっさと、準備してきな。