ロッド
 「残念だったなルウ。、おめぇの負けだ。悪ぃが、あきらめてもらうしかねえな。

ルウ
 「…………。

ロッド
 「手かげんヌキだからって思いっきりブン殴りやがって……。
  奥歯がグラついてやがる。しばらくハードなフードは食えねぇな。

 「ボンヤリつっ立っててもオレ様の考えは変わらねぇぜ。
  すっぱりあきらめて別の方法を探しな。

???
 「ロッド君!

ロッド
 「あっ! マダム!?

ミラ
 「よしてよ、マダムなんて。そんなガラじゃないわ。

ロッド
 「いや、マダムと呼ばせてください。いつも世話になってますから!!
  しかしマダム、こんなところまで足を運んでいただけるなんて
  オレ様になにかご用ですか?

ミラ
 「夕食のことよ。ロッド君、今夜もうちで食べる?

ロッド
 「はい! ごちそうになります! マダムの料理は世界一です!

ミラ
 「おおげさねえ……。

 「あら、ルウ君じゃない。

ルウ
 「ふたりって、知りあいなんですか?

ミラ
 「そんなところね。ロッド君はお金がなくなると、うちに夕食を食べにくるの。

ロッド
 「マダムはな、マネーがなくて苦しんでいたオレ様を救ってくれた命の恩人なんだよ。

ミラ
 「ロッド君、ほめてもなにも出ないわよ。でもルウ君、こんなところでどうしたの?
  なんだか元気がないみたいだけど……。あ!! さてはロッド君!

ロッド
 「はいっ!? なんでしょうかマダム!?

ミラ
 「きみ、なにかムチャを言ってルウ君を困らせてるんじゃない?

ロッド
 「ええっ!?

ミラ
 「もし、そんな意地悪をしているなら……。許さないわよ。

ロッド
 「なにを言ってるんですか、マダム!?
  このロッド・ザ・ブレードスターがそんなハートのせまいことを……。

 「なあ、ルウ?

ルウ
 「ええと……その。

ロッド
 「マダムにめんじて、今度ばかりはヘルプしてやる。
  だから適当に返事を合わせてくれ! たのむ!

ミラ
 「どうなの?

ロッド
 「オレ様とルウはソウル・フレンドです!!
  ルウのためなら、たとえ火の中水の中……。

ルウ
 「親切なロッドさん!! 協力してくれてありがとう!!

ミラ
 「……ふうん。それならいいけど。じゃ、ロッド君。あとでうちにいらっしゃいね。


ロッド
 「ルウよぉ……。
  オレ様がマダムに頭が上がらねぇってのは誰にも話さねぇでくれねぇか。
  そのかわり湖水の遺跡に連れていってやるからよ。

ルウ
 「いいんですか? バトルに負けたのに……。

ロッド
 「いいってことよ。そのかわり、シークレットは守ってもらう。男と男の約束だぜ。

ルウ
 「はい。

ロッド
 「よし、決まりだ!
  オレ様はマシンをスタンバイしておく。しばらく時間をつぶしてきな。


ロッド
 「オレ様のグレートマシンはスタンバイに時間がかかるんでな。

 「オレ様のグレートマシンの名前をちゃんと覚えてるか?
  スカーレット・タイフーンエクセレントガンマだぜ。

 「さっさと準備してきな。ハリー・アップだぜ。