ザンボラ ブレンダ: ここらも最近紛争が多いらしいけど ザンボラのエルガー首相が紛争を解決しようとして・・・ 相手国タンガニーのバルミング将軍の元へ向かったまま 行方不明になったんだって アルベルト: そいつをさがせ という事か ブレンダ: 副首相のキールという人が依頼してきたのよ エミル: 大変でしょうね せっかく明るいきざしが 見えたのに これでは・・・ ・・・しかし ここは暑そうですね アルベルト: 赤道も近いしな 見ろ 下はジャングルが広がっている ルヴェン(喜): まあ エミルはもともと雪国の人間だからな そりゃ つらいだろう エミル: でも ヴァンツァーの中は冷房完備ですけどね ルヴェン(苦): ちっ 補給機は エネルギーを使いたいだけ使えていいよな おれの機体は 冷房を全開にすると 動きが悪くなるんだよ! クラーク: それは たんに機体が古いのでは? ルヴェン: ・・・・・・ ザンボリの森に発進 エミル: へえ・・・ これがジャングルってやつですか すごいな アルベルト: アフリカの中でも特に このあたりは 森が多いようだな クラーク: これでは 首相をさがすのもひと苦労しそうですね ブレンダ: アルベルト キール副首相から通信よ キール: アルベルト君 ごくろう 私が副首相のキールだ アルベルト: くわしい状況を教えてくれないか? キール: 君たちが今 いるあたりで わが国の首相の乗った専用機が撃墜されたのだ 乗員の死亡は確認したが 首相だけが行方不明になっている もし 彼が生きているならさがし出して 無事救出してほしい アルベルト: もし死亡していたら? キール: その場合も・・・ 報告だけはしてくれ ブレンダ: 墜落地点は タンガニーとの国境のすぐそばね 場合によっては タンガニーへ進入することになると思うけど大丈夫かしら? キール: その点については心配無用だ タンガニーのバルミング将軍にはすべて説明してある 将軍も和平会議のメンバーだから こころよく許可してくれたよ 私からは以上だ アルベルト: 了解 ルヴェン: 今回は人さがしか? おれが出るまでもないな ブレンダ: 何言ってんの! “撃墜”されたのよ だれかが和平交渉をジャマしようとしてるのよ! アルベルト: もしかすると そいつがソサエティなのかもしれん とりあえず現場に行ってみよう 何か わかるかもしれない ザンボリの森 アルベルト(苦): これは・・・ひどい ブレンダ: どんな 様子なの? アルベルト(苦): 機体は ほぼ まっぷたつだ・・・ 何か 手がかりはないかさぐってみよう アルベルト: うむ・・やはり 死体はないようだ 首相は脱出できたのだろうか・・・ !? なんだ? ??: 早く エルガーをさがし出し殺してしまえ! ??: 隊長!ポイントE16に何かありますぜ・・・ アルベルト(叫): 首相をねらっているやつらの通信か! まずい!このままではやつらに 先をこされる! ブレンダ ポイントE16へはどう行けばいいんだ? ブレンダ: そこからだと 敵中を突っきるのがいちばん早いわ アルベルト(叫): 首相を殺されては まずい 危険だが 正面突破だ! アルベルト(叫): お前ら! 何をたくらんでいる! 首相を暗殺してどうしようというんだ! 兵士: 知るか! おれたちは バルミング将軍の命令にしたがうまでの事よ この任務がすめば おれたちは大金もちだぜ! アルベルト(叫): バルミング! タンガニーの将軍か!? しかし 彼はエルガー首相と同じく 和平を望んでいたんじゃないのか? 兵士(叫): ゴチャゴチャとうるせーんだよ! くたばれっ! 兵士(叫): うう・・・ジェノス様! 敵との戦闘のため部隊は全滅・・・ うぐっ アルベルト(叫): なにっ!ジェノスがきているのか! 急がないと・・・ 大変なことになる ブレンダ: アルベルト 首相は 見つかった? アルベルト: いや・・・ だが パラシュートを発見した おそらくパラシュートで脱出できたのだろう ブレンダ: じゃあ とりあえず空からさがしてみましょう
ザンボラ ブレンダ: 副首相から通信よ キール: ごくろうだ ・・・・・・・・ そうか・・・ 彼は生きているのだな アルベルト: 確かとは言えないが おそらく キール: では いち早く彼を見つけ出してくれたまえ ゲリラなどに捕まらんうちにな では 失礼 ブレンダ: 副首相も大変よね これで 和平交渉がつぶれたら 後の責任を取るのは 彼だもの アルベルト: 表情にこそ出さんがかなり必死なのは わかるな サカタ: 本当に必死なら 自分でさがせばよいのだ 人の手など あてにせずな ルヴェン(喜): まあ そう言うなって おかげで おれたちはこういう おもしろい仕事にありつける サカタ: まあ そうだな サカタ(苦): ああ わしは早く強力な武器に会いたいぞ! ルヴェン: おいおい かんべんしてくれよ ブレンダ: あら? また通信が入ってるわ つなぐわね バルミング: これはこれは ごくろう 君たちだな 首相救出にやとわれた傭兵というのは ブレンダ(叫): バルミング将軍! アルベルト: 何の用だ? バルミング: 君たちは そろそろ国境をこえて わが国 タンガニーへ入ろうとしている それを 教えてやろうと思ってな ブレンダ(叫): 了解は得ていると聞いたけど? バルミング(喜): ああ もちろん! もっとも キール君の頼みでなかったら そんなことは許さんところだがな アルベルト: 首相を殺そうとたくらむ一味があなたの名を 口にしていたが バルミング(苦): それは でたらめだ! わしも 和平会議の成功を願う一人だということを忘れんでほしい 成功をいのっているぞ では さらばだ ブレンダ: ・・・・・・ どういうつもりなのかしら? アルベルト: わからん 単なる警告とも思えないが・・・ |