エスポルテ バイアブランカに発進 アニタ: ここが ソサエティの情報拠点・・・ バイアブランカです サカタ: ほほお ガーディアンももう だいぶ集まっとるな アニタ: ソサエティにとってこの基地は 絶対に死守しなければならない場所ですから・・・ アルベルト: ジェノスもここへきているはずだ 今度は 戦わずにはすむまい ブレンダ(沈): アルベルト・・・ アルベルト: どうした? ブレンダ(沈): 私も アニタみたいに あなたを手伝えたらよかったのに・・・ アルベルト: 何を言っている お前には 艦を守るという大事な役目があるだろう アルベルト(叫): よし 出るぞ! ブレンダ(沈): ・・・・・・ バイアブランカ アルベルト: いかん もうガーディアンの攻撃がはじまっている! アニタ: いえ まだ大丈夫です 基地は生きています アルベルト: よし 基地へ侵入する! アルベルト(苦): しかし・・・ 時間があまりない 急がないと 基地そのものが崩壊する危険がある・・・ 士官: ガーディアンめ! 私が相手だ! アルベルト(叫): ジャマをするな! バイアブランカはもうおしまいだ! 士官: このバイアブランカが破壊されようとも きさまらを 情報管理室に侵入させはしない! この情報管理室は 私の命なのだっ! 士官: ククク・・・ たとえソサエティの本部がわかったところで・・・ きさまらに行き着くことはできない・・・ ソサエティは・・きさまらの想像をはるかに超えた存在なのだ・・・ 士官(叫): うわっ!! アルベルト: コンピュータールームに着いたぞ 指示をしてくれ! ??: ・・で・・ア・・・・・・・・・そ・・ アルベルト(叫): なにっ! 通信がつながらない!? おい!ブレンダ! 応答してくれ!! ??: ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アルベルト(叫): なんてことだ!! ここまできて・・! アルベルト(苦): おれだけでは コンピュータにアクセスできない・・・! このまま むざむざもどるしかないのか! くそっ! ブレンダ(叫): 急いでケーブルをつないで! 基地がくずれ始めてるわ アルベルト: !! 通信がもどった・・・! 艦とつながったのか? ブレンダ(叫): 何をしてるの! 急いで! アルベルト(叫): ブ・・・ブレンダ!! なぜ こんな所へ!? ブレンダ(喜): あなたが出撃した直後に 通信がつながらない事がわかったのよ けっこう きびしかったけどなんとか たどり着けたわ アルベルト(叫): なんてことをするんだ! ブレンダ ムチャがすぎるぞ!! ブレンダ(沈): ご ごめんなさい・・でも・・ アルベルト: ・・・・・・・・ ・・・とにかくアクセスしよう ブレンダ: ええ・・・ ジェノス(喜): きさまの目的もやはりここだったようだな アルベルト(苦): ジェノス! ジャマする気か! ジェノス(喜): いいや 私も お前と同じく機密情報を手に入れるためここにきたのだ ソサエティの本部のことはナンバーズの人間の中でも限られた者しか知らないからな アルベルト: お前・・・ 本部にのりこむつもりなのか? ジェノス: ロイスを・・・ あいつを止めるのは この 私だ ガーディアンなどに殺させはしない ルーク(叫): ジェノス様! われわれは ソサエティという組織を破壊したいだけです! 妹君を殺そうなどとは考えておりません! アルベルト: おれたちは ソサエティという組織を破壊したいだけだ! 殺人が目的ではない ジェノス: 同じことだ 今のロイスにとってソサエティの崩壊は自分の死を意味する ルーク: ・・・・・ アルベルト: ・・・・・ ジェノス: 私はあまりに長く 戦いに身を置きすぎてしまった 私にとって 戦いそのものが他人を理解するための手段になってきたような気がする だからこそ・・ ロイスは・・ この私が手にかけねばならんのだ! アルベルト(叫): 妹を殺して 何か解決するとでも思っているのかっ! ジェノス(叫): きさま・・・ 私は きさまの説教じみた その口調が気に食わんのだっ きさまに なにがわかる! きさまに・・・なにがっ! ジェノス(苦): くそ・・・ きさま 腕を上げたな・・・・・・ アルベルト: おれには やらなければならない事がある・・・ おれにはガーディアンの・・・ いや・・・ 戦いに苦しむ人々の希望が かかっている! ジェノス(苦): おれもかつては そんな考えを持っていた・・・ だがな・・・ 人間が 人間である以上争いが 絶えることなどありえはしない それでもあがき続けるつもりか? アルベルト(苦): たとえ戦争がなくならないとしても・・・ おれは ソサエティを倒す! ジェノス(喜): フッ 好きにするがいい・・・ ブレンダ: アルベルト? アルベルト: ・・なんだ? ブレンダ: まだ・・・おこってる? アルベルト(苦): あたりまえだ こんな危険な所へ一人でくるなんて・・・ ブレンダ(沈): ごめんなさい・・・ ブレンダ: でも・・・やっぱり私がこなければ 情報は 手に入らなかったでしょう? アルベルト(苦): それはそうだが・・・ しかし お前が死んだらなんにもならないじゃないか ブレンダ(沈): ・・・・・・ 私も・・・ 役に立つってことを知って欲しかったのよ・・・ アルベルト: えっ・・・? ブレンダ(沈): あなたといっしょに戦えるアニタがうらやましかった 私は いつも艦に乗って安全な所にいる・・・ そんな自分が何か役たたずみたいな気がして ・・・それで・・・ アルベルト: ブレンダ・・・ 君は おれが国を追われた時から ずっと おれをささえてくれたじゃないか ブレンダ: アルベルト・・・ アルベルト(喜): もっと自分に自信を持っていい 今まで通りで 十分だよ ブレンダ(喜): ありがとう・・・ ブレンダ: ・・・データのハッキングが完了したわ アルベルト: よし 脱出だ だいぶ 危険な状態になっている ブレンダ: 私は先に行くわ 足手まといにはなりたくないし アルベルト: 分かった 気をつけろよ アルベルト: よし 脱出だ だいぶ 危険な状態になっている ブレンダ おれのヴァンツァーに乗れ ブレンダ: えっ でも そのヴァンツァー一人乗りでしょう? アルベルト: お前1人乗っていた所で操縦くらいはできる さあ 早く! ブレンダ: ええ 分かったわ アルベルト(叫): ジェノス! もうここは危険だ! あきらめろ! ジェノス: きさまなどに 指図されるいわれはない きさまこそ さっさと立ち去るのが身のためだ ブレンダ(叫): もう 時間がないわ 早く脱出しましょう! アルベルト(叫): ジェノス・・・ ブレンダ(叫): なんなの? ものすごいスピードで近づいてくるものがあるわ! アルベルト(叫): なにっ! ジェノス(叫): こんな所でやられる私ではない! ジェノス: いずれ ソサエティの本部で会うことになろう さらばだ! アルベルト(苦): くそっ おれではやつを止めることはできないのか!
エスポルテ ブレンダ(喜): 危ない所だったわね アルベルト: まったくだ ブレンダ・・・ もう あんなことは二度としないでくれ ブレンダ: あら? じゃあ アルベルトも二度とムチャなことはしないって約束してくれる? アルベルト: それは・・・ ブレンダ(喜): でしょう? だから私も必要な時にはムチャさせてもらうわ アルベルト: ブレンダ・・・ ブレンダ: そうだ! さっそくデータを 解析しなくちゃ! アニタ: 私も手伝います サカタ: それにしても・・・ ブレンダもアルベルトなみにやってくれるのう 見ているこっちがハラハラするわい ルヴェン(喜): あんたも そう思うか? どうも この艦に乗るとそういう性格が伝染しちまうらしいな 気を付けた方がいい アクセル(喜): おそかったね おいらには もううつっちまったみてえだよ アニタ: みんな・・・ 聞いてください! 解析ができたようです! アルベルト: 本部がどこにあるのかわかったのか? ブレンダ(苦): ええ・・・ ガーディアンが世界各地をさがしても見つからなかったはずだわ エミル: どういうことですか? ブレンダ(叫): ソサエティの本部は 無着陸で世界を航行する超大型の戦略爆撃機 “センチネル”だったのよ! アルベルト(苦): センチネル・・・! アニタ: 完全なステルス装備がほどこされていて 通常の電子探査では見つからないようになっていたようです ルヴェン: そいつは 今どこにいるんだ? ブレンダ: 正確な位置まではここではわからないわ 今 ガーディアン本部にデータを送ったところよ アニタ: ガーディアンの司令部で衛星写真から飛行航路を わり出せるはずです |