ボルクタ ベチュア河鉄橋に発進 ブレンダ: この場所をこえると 反政府軍の拠点があるそうよ アルベルト: そうか・・・ じゃあ そこで ツェルネンコの情報を仕入れよう ブレンダ: それにしても・・・ あのヨハンセンって男 どうも信用できないわ アルベルト(喜): まあな でもこれも仕事 だろ? ブレンダ: そ そうだったわね・・・ あれ? アルベルト: どうした? ブレンダ: 地上に味方機の反応があるわ 一機だけみたいだけど アルベルト: おかしいな こんなところで一機だけとは 降りて調べてくる ブレンダ: ちょっとちょっと・・・ ブレンダ(喜): まったく 物好きね・・・ ブレンダ: こんなさむい所にいると 心まで 冷えそうだわ ベチュア河鉄橋 アルベルト: お前も反政府軍の兵だな? どうしたんだ? ここで何をしている エミル(沈): ううっ・・・ 味方の部隊が 全滅したんです・・・ ぼくのヴァンツァーは補給機だったから 後方にいて・・・ それで逃げてこられたんだけど・・・ アルベルト: 早く 基地にもどった方がいいぞ このあたりは まだ危険だ エミル(沈): でも・・・ 同志ヨハンセンは きびしい人だから・・・ ぼく一人だけが生きのこった事を知ったら・・ アルベルト: ・・・・・・ エミル(沈): 彼は 任務に失敗した部下を許さないんです アルベルト: しかし ここにいたからってどうなるものでもないだろう? ぐずぐずしていると 政府軍に見つかってしまうぞ! ブレンダ(叫): もう おそいわよ! 敵のヴァンツァー隊がそっちにむかってる! アルベルト(苦): ちっ! まずいな はやくヴァンツァーに乗りこめ! エミル(沈): わ わかりました アルベルト(叫): 敵はかなり手強そうだ お前はすきを見て 基地へ急げ! エミル(苦): いや ぼくもいっしょに戦います ぼくのヴァンツァーなら あなたの機体を回復させられるから エミル(沈): それにぼくは 戦いの中で死んだ方がいいんだ それが革命のためなんだ アルベルト: ・・・・・・ わかった そのかわり 生きのこったら基地へもどるんだぞ! エミル: えっ!? は はい・・・ アルベルト: ふう なんとか追いはらえたようだぞ エミル: ありごとうございます こんなぼくのために・・・ ぼくの名前は エミル・シンスキー 反政府軍ヴァンツァー部隊の 補給機のパイロットです エミル(沈): でも ぼくの部隊は全滅してしまいましたが・・・ アルベルト: そんなに 気を落とすな おれとの 約束は覚えているよな? エミル: ・・・はい 基地に帰って 同志ヨハンセンに説明してみるつもりです アルベルト(喜): それでいい 実はおれも これから基地へ行くつもりなんだ エミル: そうですか また あえるといいですね じゃあ お先に ブレンダ: 彼は どうしたの? アルベルト: 自分のヴァンツァーで 基地へ帰ったはずだ おれたちも行ってみよう
ボルクタ ブレンダ: 反政府軍の基地は ここから遠くないわ アルベルト: しかし・・・反政府軍とは それほど きびしい所なのか・・・ ブレンダ(喜): まあ エミルのせいで 隊が全滅したわけじゃないし ヨハンセンも わかってくれるんじゃないかしら? クラーク: しかし・・・反政府軍とは それほど きびしい所なのでしょうか 同じ軍人としても 理解できませんな ブレンダ(喜): ランドルフ少佐は やさしそうだったものね アルベルト: まあ エミルのせいで 隊が全滅したわけではないし ヨハンセンもわかってくれるだろう |