シビルスカ モルフスク市街に発進 レジネフ: “赤ザメ”を追っていたわが軍のスパイが ここモルフスクで消息を絶ったのだ ルヴェン(喜): 敵に消されちまうとはマヌケなスパイどもだぜ ブレンダ(怒): あんた 人のことが言えるの? 敵につかまってたくせに ルヴェン: う・・・ごほっ とにかく ここには“赤ザメ”の悪だくみがかくされてる そうだよな? レジネフ: その通りだ “赤ザメ”の連中は ここに ひんぱんに出入りしているが もしかしたら やつらのアジトがあるのかもしれん アルベルト: だとすれば話は早いんだが・・・ レジネフ: そうではないと? アルベルト: おそらく・・・ レジネフ: そうか・・・ まあいい とにかく さぐりをいれてくれたまえ アルベルト: いよいよやつらの秘密にせまれそうだな モルフスク市街 アルベルト(叫): 地下にトンネルが! アルベルト(苦): そうか・・・ やつらは地下にひそんでいたというわけか! あんがいレジネフ大統領の説が正しかったのかもしれない よし たしかめてやる! アルベルト(苦): このコンテナは爆薬のケースだ! こんなに大量の爆薬を・・・ やつらは街をふっ飛ばすつもりなのか・・・? アルベルト: ブレンダ 聞こえるか? ブレンダ: はい どうしたの? アルベルト(苦): 地下は爆薬の巣だ 大統領に言って 街の人たちを 避難させてくれ 万一のこともある ブレンダ(叫): わ わかったわ! あなたもすぐもどるのね? アルベルト(苦): いや おれはもう少しさぐってみる ブレンダ(叫): 危険よ!やめて!! アルベルト(喜): 心配するな 必ずもどるよ ブレンダ(怒): もうっ! また ムチャする気なの! 兵士: きさまか!われわれの計画をジャマする傭兵というのは! アルベルト(叫): 街の地下に 大量の爆薬をしかけるなんて・・・ きさまら 何が目的だ! 兵士: ふっふっふ・・・ 破壊とカオスを生み出すことだ アルベルト(叫): なにっ!? なにを 言って・・・ 兵士: われわれの計画のすばらしさ・・・ きさまなどには わかるまい くたばれっ! 兵士(苦): うぐ・・・ おれの機体を破壊するとどうなるか教えてやる ここに仕かけられた爆薬が すべて爆発するようになっているのだ・・・ くくく・・・ さあ 撃つがいい・・・ アルベルト(苦): なんだと! ・・・くそっ ルーク(叫): アルベルト! だからお前は甘いというのだ 早くとどめをさせっ! アルベルト(叫): ま まてっ! 兵士(叫): ぐわああっ! アルベルト(叫): なんてことを! やつを破壊すると爆弾のスイッチが入るんだ! ルーク(叫): な なんと・・・ ルーク(苦): そうであったか・・・すまぬ くそっ!脱出せねば!! アルベルト(叫): ルーク!?どうした? ルーク(苦): ぐっ・・・ 私としたことが・・・ ヴァンツァーがガレキにはさまれたようだ ちくしょう・・・動けん アルベルト: よし! 今 助ける! ガレキを破壊するから破片から身を守れ! ルーク: アルベルト!? ルーク: なぜ 私を助けた? アルベルト: 問答しているひまはない 早くここから離れるんだ! アルベルト: ふう・・・危ない所だった ルーク 無事か? ルーク: 私は大丈夫だ しかし・・・お前 なぜこんな危険をおかしてまで私を助けた? 何度も きさまを殺そうとしたこの私を・・・ アルベルト(喜): さあな・・・おれにもわからん ジェノスが 言ったとおり おれは 傭兵としては甘すぎるんだろうな ルーク: ・・・・・・ お前に かりができたが・・・・・・ だからとて この先ようしゃはせんぞ 私はジェノス様の部下だ 彼が お前を殺せと言えばそうするだろう アルベルト: その時は おれも全力で戦うさ それは しかたないだろう ルーク: アルベルト・・・ お前は 昔のジェノス様ににている・・・ アルベルト: なんだと? ルーク: いや なんでもない さらばだ!
シビルスカ アルベルト(沈): 大統領・・・すまない おれがいながら 街をまきこむような事になってしまった レジネフ: いや 君のせいではない 第一 君のおかげで多くの市民が 救われたのだ 感謝しているよ ブレンダ: あっ・・・通信だわ アルベルト あなたあてよ アルベルト: だれだ? ブレンダ: ええと・・・ ブレンダ(叫): ジ ジェノスからよ! ジェノス: アルベルト・・・ おれの部下を・・・ ルークを 助けたそうだな アルベルト: ああ・・・ ジェノス(喜): 相変わらずお前は甘い アルベルト(苦): ・・・・・・ ジェノス: 戦場で その甘さは命取りになるぞ アルベルト(苦): おれは お前とは違う 助けを求めている者を見殺しにすることはできない ジェノス(喜): フッ・・・ まあ 今日の所は 感謝する とだけ言っておこう アルベルト: ・・・・・・ ブレンダ(怒): な なんなのよ! あいつは〜! 素直に 礼だけ言えばいいのに ルヴェン(喜): ハハッ やつは 強がっているのさ レジネフ: おお ところで・・・・・・ 実は先ほど 君たちの戦闘中に 逃走する敵駆逐艦をトレースした結果 テロリストの基地らしい場所が特定できたのだ ブレンダ(喜): 本当に!? レジネフ: 敵の本拠地は ポイントD−9 北極海の氷上だ アルベルト: そんなところに・・・! レジネフ: 18−00時までにこの場所にきてくれたまえ 総攻撃をかける アルベルト: わかった・・・! |