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第4話

返れ季節よ この胸に!
アルマムーン城
大臣
 「あ〜あ〜 なんということじゃ・・・・
  今までも手を焼いていた完熟者が今度はいっぺんに4人も・・・・
  何とか4天王とかうんたら4人衆とかいうのはえてして強敵・・・・
  大ボスの次に強いヤツ等というのが相場・・・・
  どう迎え撃ったらいいものやら・・・・

兵士(左)
 「ヒャッホ〜!

大臣
 「何じゃ急に!

兵士(左)
 「夏だ! 海が山が呼ぶ! バカンスの季節だ!!

大臣
 「何を・・・・

兵士(右)
 「ああ・・・・

大臣
 「!?

兵士(右)
 「人恋しい秋・・・・愛しい君は今どこに・・・・

大臣
 「この非常時に何を夏だの秋だの・・・・

農民
 「秋と言えば収穫の秋! 今年も豊作ですじゃ〜ッ!!

あけまつ
 「明けまして!

おめでとり
 「おめでとり〜い!

あけまつ
 「いや〜また新しい年が始まりました!

サンタクロース
 「メリ〜 クリスマ〜ス!

大臣
 「こ これはどうしたことじゃ!?
  季節が一度にやって来たというのか!?

謎の声
 「そのと〜り!

 「お初にお目にかかる半熟英雄。

大臣
 「この声は!? お主が・・・・
  完熟大魔王かあッ!

大魔王
 「タコにも・・・・

大臣
 「何?

大魔王
 「いや イカにも!
  クイーン プリンスを倒すとは意外であったぞ・・・・
  だがそれもここまで。
  私の腹心の4人衆が決着を着けてくれる。

大臣
 「この混乱も貴様等の・・・・

大魔王
 「カニにも・・・・

大臣
 「イカじゃッ!

大魔王
 「イカにも!
  これこそ我が僕 完熟四季王の能力・・・・

大臣
 「四季王じゃとッ!?

大魔王
 「フグ・・・・

大臣
 「くど〜いッ!

大魔王
 「そう怒るな・・・・
  イカにも・・・・ 春 夏 秋 冬・・・・4つの季節を司る完熟者達・・・・

大臣
 「季節を・・・・司る?

大魔王
 「そのとうり・・・・!
  4人がいる限り正月もゴールデンウィークも・・・・
  夏休みのアバンチュ〜ルや美味しい秋の味覚さえも・・・・
  美しい四季折々の情景を味わうことすらできぬ・・・・!
  既に四季王達はそれぞれの牙城を完成させておる!
  どの四季王から戦うかは諸君に選択の権利を与えよう。
  季節を失うという恐怖と絶望を味わうがよい・・・・。
  これが この完熟大魔王の
  怒りに触れてしまった報いと知るがよい!
  フフフフフ・・・・
  ハハハハハ!
  ハーッハッハッハ・・・・!!
  ガ・・・・ アガガ・・・・

大臣
 「何じゃッ!?

大魔王
 「笑い過ぎてアゴが・・・・

大臣
 「用件が済んだらさっさと黙らんか!

大魔王
 「そうカリカリするな血圧上がるぞ。

大臣
 「大きなお世話じゃッ!!

大魔王
 「いつまでも若くないんだから。

大臣
 「いい加減にせんかいッ!!


大臣
 「あ〜あ〜・・・・何ということじゃ・・・・
  このままでは海水浴もスキーも
  春に恋することや秋の城内大運動会すらなくなってしまう・・・・!
  ましてや今回はつわものが4人も・・・・
  !?
  いや しかし・・・・
  季節というものは夏と冬・・・・春と秋と
  それぞれ対をなしている・・・・
  戦う時期を上手く利用すれば勝てるやも知れぬ!

  しかしこの者達・・・・

  夏・・・・

  秋に冬じゃろ・・・・

  春が抜けているような・・・・

惚けているユージローに気付く
  ユージロー様・・・・
  貴方が春でしたか・・・・
大臣泣く

  待っておれよ〜! 完熟四季王〜〜〜〜ッ!!


フィールドマップ
4人の四季王の力によって全ての季節は失われてしまった!


ボス城
四季王の城だ! 誰がいるか分からない!


ボス城
完熟軍
 「んっちゃん ちゃからか んちゃ♪
  んっちゃん ちゃからか んちゃ♪

 「いや〜春はやっぱり花見に限りますな〜!

 「おやおや あなた方も宴に加わりますかな?

 「ささ ぐぐ〜ッと!

 「いや〜 愉快 愉快!

 「それでは 場が盛り上がってきたところで
  今日のメインエベントと行きますかな!

 「バトルだヨ!

  全員集合〜!

兵士達が集まってモンスターに変身!

 「いや〜っはっは!
  あたしゃ春を司る四天王!
  死の春先案内人とも呼ばれとります。
  この春のスプリミリョーネが
  麗らかな日差しの中 春眠暁を覚えずのことわざ通りに!
  永遠の眠りにつかせてあげちゃおう〜!

  パア〜ッと行きましょうパア〜ッと!!
スプリミリョーネとバトル!

四季王スプリミリョーネを倒した! これでまた花見ができる!!


ボス城
将軍
 「よくぞ来た! 私は夏を司る四季王!

  夏だッ!

  海だッ!

  パワー爆発!!

モンスターに変身!

  サマカンテだッ!!

  暑い夏こそ男の季節!
  小麦色に焼けた肌がセクシーあ〜んどストロング!!
  さ〜全力でかかってくるがいい!!
サマカンテとバトル!

四季王サマカンテを倒した! これでまたハイレグが拝める!!


ボス城
女将軍
 「シクシク・・・・
  ああ なんて物悲しい・・・・
  枯葉は散ってしまうからこそ美しい・・・・
  あなたたち人間も・・・・

 「散ってしまうから美しい・・・・!

モンスターに変身!

 「私は秋を司る四季王フォ〜リシア・・・・
  生きてるってツラく悲しいでしょ・・・・?
  私の手で美しく散らせてあげるわ!
フォーリシアとバトル!

四季王フォーリシアを倒した! これでまた松茸が食える!!


ボス城
完熟軍
 「う〜 さぶ・・・・

 「やっぱ寒い冬はこたつで鍋物に限るわ。

 「あ〜 ぬくぬく・・・・

 「フッフッフ・・・・
  この城の寒さだ。お前達もさぞ このこたつに入りたかろう。
  だがやめておいたほうが賢明だぞ。
  このこたつこそ冬を司る四季王!

モンスターに変身!

 「ウイナッツォ様だ!
ウイナッツォとバトル!

四季王ウイナッツォを倒した! これでまたお年玉がもらえる!!


アルマムーン城
兵士
 「おや・・・・

 「我々は・・・・
  どうしていたんだろう・・・・

農民
 「なんでオラここにいるだ?

サンタクロース
 「クリスマスでもないのに・・・・

あけまつ
 「あたしらも何だかずっと正月のような気が・・・・

おめでとり
 「とりい〜・・・・

大臣
 「おお・・・・
  気が付いたか皆の者!
  これで4つに季節が返って来たようじゃ!

  春には桜が咲き乱れ・・・・

  夏には砂浜にハイレグネーちゃんが溢れ・・・・

  秋には枯葉散る中 大人のラブロマンス!

  そして冬にはクリスマス 正月 私の誕生日と
  楽しいことづくめじゃ!

  美しい四季折々の情景を我等の力で取り戻したのじゃ!
  頑張りましたなユージロー様!
  強敵四季王も下しました!
  残るは完熟大魔王ただ一人ですぞ!!
  ユージロー様?

惚けっぱなし・・・・

  ユージロー様は・・・・
  いつでも春でよろし〜ですな・・・・

おめでとり
 「おめでとり〜い!!

大臣泣く
 「ひ〜〜んッ!


半熟調理メモ

4人?目・・・・完熟四季王

次回予告
四季王を倒し季節を取り戻した
半熟英雄ことユージローに
ついに大魔王自らが戦いを挑む!

大魔王の真の姿が今明らかに!!

戦えユージロー! 今こそたまごを割る時だ!!


次回 半熟英雄 第5話

“さらば 愛しきエッグマン”に・・・・


エーッグ キーーック!!
CM
将軍 女
 「元気出してよ・・・・

将軍 男
 「俺はもうダメさ・・・・
  戦闘力も内政力もないダメな将軍なのさ!

将軍 女
 「バカッ!

司会者
 「そんな悩みをお持ちの将軍に・・・・

  切り札!!

  これさえあればあなたもモテモテ▼

将軍 女
 「やっぱり切り札ね▼

将軍 男
 「うん!

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