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一人の勇者が伝説の剣を手に

悪しき魔王に戦いを挑んだ。

天地を揺るがす激しい戦いの末

魔王は遂には強大な竜へと

その姿を変えた。




その竜の体には伝説の剣ですら

傷一つ付ける事はできなかった。

その時魔王に捕えられていた

乙女の祈りが剣と勇者に

勇気と力を与えた



その強大なる竜は 勇者の勇気と

伝説の剣の力・・・・

そして乙女の祈りによって

悪しき力を奪われてしまいましたとさ・・・・
大臣
 「めでたし めでたしと・・・・ ふぅッ・・・・

  やっとお休みになられましたか。
  かつては全土を統一されたお方だというのに・・・・
  平和となった今ではこの有様。子供と変わりありませんな・・・・

  ああ神よ・・・・ 出来ますれば今一度
  あの希望に燃え 我々を導いて下さった若の勇姿を!

  ホッホッホ・・・・
  いやいや年を取るとグチッぽくなっていかん。
  さて私も財政赤字家計簿を付けて休むとするかな・・・・

  やはり若には一国の主は荷が重いのかのう・・・・

  よ〜く眠っとるようじゃの・・・・

  若様・・・・

  若様ってば。

  わ か さ ま!

  私めがいっっっっっっっっっっっっっっつも!!
  苦労しておるのはなぜだか貴方様は分かっておるのですか〜ッ!?

主人公が突然起きる

大臣
 「!! な なにか?
  もしや・・・・

主人公をベッドからどかすとそこにはおねしょの跡が・・・・

大臣
 「若様・・・・ いい年をして・・・・
  う・・・・ ググ・・・・
大臣泣き始める


・・・・とまあこんな感じで
大臣はいつも胃薬を欠かせない日々を送っていたのであった。

かくして日が暮れて夜の帳が降り・・・・

明けの明星が輝き 一番鳥の声と共にまた日は昇り 翌朝の事・・・・


大臣
 「おはようございます! よくお休みになられましたかな?
  さて今日も先代に負けぬ
  アルマムーンの当主として恥ずかしくない文武両道をめざし!
  勉学に! 剣術に! 励んで頂きますぞ!!
  まずは国語のお勉強から!
  さ! 宿題であったご自分のお名前くらい
  書けるようになりましたかな!?

ご自分の名前の書き取りですぞ!

大臣
 「おお・・・・ ユージロー様・・・・
  で できたではありませんか!
  遂にご自分のお名前を書けるようになりましたな!
  思い起こせば長い道のり・・・・
大臣泣く
  う・・・・ 嬉しゅうございますぞ!
  ・・・・などと喜んでばかりもいられませんな。
  ささユージロー様! 次は剣術の稽古ですぞ!
大臣とバトル!

バーが青い時 Aボタンを叩くのですぞ
バーが赤い時 ボタンを押してもムダです
では参りますぞ!!

おみごとっ!!
大臣
 「お見事ですぞ!!
  ○○点の成績ですじゃ
  半熟値も心持上がったようですわい

ありゃりゃんぱー?
大臣
 「お見事!!
  ・・・・と言いたいところですが
  その腕前ではまだまだ実戦では
  苦労しそうですな・・・・

大臣
 「ふうッ・・・・ 少しは腕が上がったようですな。
  今日の稽古はこれくらいにしておきますか。
  明日もシッカリ頼みますぞ!


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