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やみにうごめくもの



≪カローナの街≫

クラウスの店の地下
クラウス
 「やあルウ君。おつかれさま。

ルウ
 「メルさんに、キューブの使い方を聞いてきました。
  くわしいことは、このレポートにまとめてあるそうです。

クラウス
 「ほう! よしよしさっそく読んでみよう!


クラウス
 「ふむむ……なるほど!

ルウ
 「もう読み終わったんですか?

クラウス
 「いや、まだ途中なんだがキューブの開け方が書いてあってね。
  さっそく開けてみようと思うんだ。

ルウ
 「開く……ってことは、キューブの中には何かが入っているんですか。

クラウス
 「どうやらそういうことらしい。
  メルのレポートには『なにが出てくるか自分のたしかめなさい』とだけ書いてある。
  おそらく、エイオンの封印を解除するアイテムが入っているんじゃないかな。

 「ここをこうすれば開くはずなんだが……。

 「うわわっ!?

 「な、な、な、なんだ!?


クラウス
 「なんということだ……。あんな小さなキューブに、人間が入っていたなんて……。

ルウ
 「違いますよ、クラウスさん。まるで生きているみたいだけどこの子……人形です。

クラウス
 「なんて精巧な細工だ……。現代の技術ではとてもここまでのものはつくれないぞ。

ミント
 「あったりまえじゃない。

 「忘れたの? その子をつくったのは地下迷宮の大魔導士エルロイよ。
  よーするに、その子ってとんでもない魔法技術のカタマリなわけ。

 「こーやって寝てる顔からは想像もつかないけど……。
  湖水の遺跡にかけられた封印を解除できる、たったひとつのカギ。
  それがこの子……プリマドールってわけ。

ルウ
 「エイオン・ヴァレンの封印を解くためにつくられた、生きているカギ……か。

クラウス
 「では、このプリマドール君の力を借りれば今すぐにでも「遺産」を……。

ミント
 「それならラクなんだけどね〜。あんたたち、最後までメルのレポートを読んだ?

 「読んでないか……。じゃあ、あたしが教えてあげるわ。
  この状態のプリマドールってまだ完全じゃないのよね〜。
  だから封印を解くことはできないのよ。

 「このまま放ったらかしておいてもぐーすか眠ってるだけ、ってわけ。
  ひっぱたいても目を覚ましやしないわ。この子に起きてもらうにはね……。

ルウ
 「なにかのアイテムが必要なんだな。

ミント
 「そーいうこと。くわしくはメルのレポートに書いてあるわ。


クラウス
 「この部分だな。『大魔導士エルロイは弟子たちと共同で研究をしていた』

 『プリマドールを完成させるアイテムは弟子たちのアトリエに隠されている。
  どこに何があるかというと……』

 『封印されたゴーストテンプルのアトリエには、
  ひと組ずつのガントレットとソラレットがある』

 『河をはるかにさかのぼったガムル樹海のアトリエには
  イヤリングが隠されている』

 『最後のひとつアミュレットは
  特殊な鉱物ファントマイトから自分たちで作ること』……以上だ。

 「ファントマイト? 聞いたことがないな……むむむむむ。

ルウ
 「クラウスさんはファントマイトのことを調べておいて下さい。
  その間に僕がゴーストテンプルとガムル樹海にいって、アイテムを集めてきます。

ミント
 「うまくいくといいけどね〜。

 「【遺産】を狙ってるのはあたしやあんただけじゃないのよ。
  ひとりでノコノコ出かけていったら
  せっかく集めたアイテムをまとめて盗まれちゃうかもよ。
  あたし知ってるもんね〜。
  あんた、ベルとデュークにティアラを取られちゃったんでしょ。

 「ひとりで行動してたらまた狙われるかもしれないよ。それでもいいの?

ルウ
 「……なにが言いたいんだ?

ミント
 「ニブイわね〜。手分けしてさがそーよ、ってコトよ。
  あたしがガムル樹海。あんたがゴーストテンプル。
  別々に行動した方がぜんぜん早いわ。
  ちゃちゃっとアイテムを集めちゃえばベルとデュークが手を出すヒマもなし!
  どう? この計画。

ルウ
 「僕はかまわないけど……クラウスさんは?

クラウス
 「私も、それがいいと思うね。

ミント
 「よしっ♪ これでキマリね。んじゃ、あたしはさっそく出発するわ。
  ガムル樹海でイヤリングをさがしてくるわ♪

 「あんたはゴーストテンプルよ! ガントレットとソラレットをとっとと集めてきなさいね。
  もし、しくじったら……。タダじゃおかないわよ!


ルウ
 「アイテム、よこどりするなよ。

ミント
 「ななななな、なぬー!? あたしがそんなコトするわけないでしょ!
  おかしないいがかりはやめてよね!! ……ったく、失礼しちゃうわ!

ルウ
 「本当かなあ……。

ミント
 「ホントにホントよ!!
  あたしたち、これかあらパートナーになるんだから、ちゃんと信用してよ! 


クラウス
 「ゴーストテンプルは、恐ろしい場所だ。
  生きているガイコツや、不気味なカラクリ人形がうろついているらしい……。

 「ゴーストテンプルの主は、妖術僧ヨルダフ。
  神につかえる神父だったが、闇の魔道にとりつかれてしまた男でね。
  結局は、闇の魔道におぼれて命を落としたと伝えられている。
  ヨルダフの霊は、ゴーストテンプルをいまだにさまよっているらしいよ。

 「ミント君はガムル樹海に向ったよ。だいじょうぶかな?
  歩いていくと、一週間はかかるぞ。

 「ルウ君がゴーストテンプルに行く間に私はアミュレットのことを調べておこう。


クラウスの店
エレナ
 「ゴーストテンプルには、おかしなしかけがたくさんあるみたいですよ。
  わたしは行ったことないですけど
  きっと、メルさんのアトリエみたいなところだとおもいます♪

 「ミントさんは、もうガムル樹海にいっちゃいました。
  ロッドさんといっしょに行ったみたいですよ〜。

 「またルウさんといっしょにおさんぽに行きたいな〜。


船着き場
デービス
 「ロッドという男を知ってるか?
  なんでも、すごいボートを持っているらしいぞ。

 「次の船が来るまで、おれの仕事はなしだ。酒場にでも行くとするか……。


≪メルのアトリエ≫

メル
 「この前ミントが来て、キューブのことをいろいろ質問していったわ。

 「ミントも【遺産】を探しているようね。
  ミントもきみも【遺産】がどれほど危険かわかっているのかしら……。

 「クレアさんを救いたい気持ちはわかるけれど……無理は禁物よ、ルウ。


≪ゴーストテンプル≫

入口
ルウ
 「だめだ、カギがかかってる。

 「かくしスイッチもなし、か……。

 「困ったな。どうやったら入れるんだろう?


扉が開く
ルウ
 「勝手に開くなんて……。僕をさそっているのか?

 「かまうもんか。入るしかないんだ。


ゴーストテンプル内部
ルウ
 「カビくさいな……。

 「!!
入口の扉が閉まる
ルウ
 「閉じこめるつもりで僕をさそいこんだのか……?

 「こうなったら奥に進むだけだ。


左側の扉
ルウ
 「だめだ、閉まってる。

右側の扉が勝手に開く
ルウ
 「!!

 「また、ひとりでに開いた……。


右側の通路
物音がする

ルウ
 「!?


ルウ
 「あのモンスター……生き物じゃないな。アトリエの番兵か?


広間
ルウ
 「いない……。

 「上か?

 「おかしいな……?


ルウの影からモンスターが現われる
ルウ
 「!!

 「こいつがガーディアンかっ!!

アシュラキマイラとバトル!


ルウ
 「こいつが持っていたのは片方のソラレットだけか……。
左のソラレットをゲット!


次の広間
アシュラキマイラとバトル!

ルウ
 「ふたつめ……。
右のソラレットをゲット!


次の広間
アシュラキマイラとバトル!

ルウ
 「残りはあとひとつ……。右のガントレットだけだ!
左のガントレットをゲット!


ルウ
 「ここは……。

 「最初に入ってきた通路か。一周したみたいだな……。


最初の部屋に戻ると左側の扉が開いている
ルウ
 「あの扉、さっきは閉まっていたのに……。


ルウ
 「この扉、いつの間に開いたんだろう?

 「あれ?

 「足跡がある……まだ新しいな。誰かが中に入ったのか?


左側の通路
ルウ
 「今の影は……!?


ルウ
 「やっぱり、なにかいる!

 「気配は……ひとつか。


???
 「きゃあっ!?

ルウ
 「君は……。

 「エレナ!?

エレナ
 「あっ! ルウさん! さがしましたよ〜。

ルウ
 「さがした、って……。どうしてこんなところに!?

エレナ
 「ルウさんのお手伝いをしたくてついてきちゃったんです。
  いっしょに探検しましょう♪

ルウ
 「いっしょに!? そんなの無理だよ。
  ここはモンスターのすみかだしおかしなワナもたくさんある。
  僕ひとりでもあぶないのにエレナをつれていくなんて……。

エレナ
 「だいじょ〜ぶですよっ♪ さあっ! 行きましょう〜!

ルウ
 「だめだよ!

 「エレナの気持ちはうれしいけど危険すぎるよ。街まで送ろう。

エレナ
 「でも……。

ルウ
 「早く!


エレナ
 「あれっ? あれあれっ?

 「扉が閉まっちゃってますよ?

ルウ
 「どうしよう……。

エレナ
 「おかしいですね〜。わたしが来たときは開けっぱなしだったのに……。

ルウ
 「開けっぱなし? 僕が来たときは閉まっていたのに。

エレナ
 「ルウさん、これからど〜します?

ルウ
 「ふたりで進むしかないね。エレナ、いっしょに行こう。僕の後をついて来てくれ。

エレナ
 「はいっ! がんばりますっ!

ルウ
 「僕が前を歩いて、安全をたしかめたら声をかける。それからついておいで。

エレナ
 「わかりました♪ なにかあったら声をかけてくださいね。
エレナを呼ぶにはボタンを押します

ルウ
 「じゃ、行くよ!


エレナ
 「なんですか? ルウさん♪

 「わたし、がんばりますっ!

 「ちゃんとルウさんを追いかけます♪ わたし、足には自信あるんですよ♪


エレナ
 「そう言えば、通路の奥にスイッチがありましたよ〜。

 「なんのスイッチなんでしょ〜ね?

 「あれ? なにか落ちてますよ〜?
ブロンズコインを3枚ゲット!
エレナ
 「おおっ! ラッキーですね♪


エレナ
 「ブキミなところですね〜。

ルウ
 「ここから先は、なにが起こるかわからない。僕から目をはなさないで。

エレナ
 「はいっ♪

ルウ
 「それと……今のうちに言っておくよ。
  奥に進む途中で、僕の能力を使うことになると思う。
  君の目の前で、突然モンスターに変身するかもしれないけど……。

エレナ
 「だいじょ〜ぶですよ♪
  ブキミなモンスターに変身してもルウさんの中身はルウさんでしょ?
  だったら、どんな姿になってもこわがったりしないです!

ルウ
 「そうか……ありがとう。

エレナ
 「ど〜して『ありがとう』なんですか? ヘンなルウさん!

ルウ
 「…………。

エレナ
 「さっ! 行きましょ〜!


両脇の扉からモンスターが現われる
エレナ
 「きゃあっ!?

ルウ
 「エレナ、逃げて!


ルウ
 「もうだいじょうぶだよ、エレナ。

エレナ
 「そこの壁がガタガタしてますよ〜。まだモンスターがかくれてませんか?

ルウ
 「えっ?


エレナ
 「こわいです〜。


扉に近づくと吸い込まれる
ルウ
 「うわっ!


ルウ
 「この穴は……?

 「僕の体じゃ、通れないな……。


ルウ
 「ここも閉まってる……。

 「台座もないしどうやって開けよう?


エレナ
 「あの穴って、どこかにつながっているかもしれませんよ〜。

 「小さなモンスターに変身すれば穴に入れるんじゃないですか?

 「あれ? なにか落ちてますよ〜?
月の石をゲット!
エレナ
 「おおっ! ラッキーですね♪


エレナ
 「あれ? なにか落ちてますよ〜?
シルバーコインをゲット!
エレナ
 「おおっ! ラッキーですね♪


突然扉が降りてエレナが取り残される
ルウ
 「なにっ!?

 「エレナ!

エレナ
 「ルウさん、置いていかないで〜!

ルウ
 「あわてないで! そこにあるスイッチを倒せば開くよ!

エレナ
 「は……はいっ!

 「ふう……ちゃんと開いてよかったです〜。


扉のスイッチが外れてしまう
ルウ
 「あっ!?

 「取れちゃった……。


白い台座
ルウ
 「この姿じゃ反応しないみたいだ。


突然扉が降りてエレナが取り残される

ルウ
 「またか……。

エレナ
 「ルウさ〜ん!?

ルウ
 「落ち着いて! またスイッチを倒せばだいじょうぶだよ!

エレナ
 「でも……こわれちゃってますよ〜?

ルウ
 「あ。

 「どっ、どうしよう!?


ルウ
 「あっ!?

エレナ
 「た、たすけてくださ〜い!!
パペット達と一緒に台座から消える
ルウ
 「エレナ!

 「しまった!


白い台座
ルウ
 「この姿じゃ反応しないみたいだ。


ルウ
 「エレナ!

エレナ
 「ルウさん!? た、たすけてください〜!

パペット×3、スケルトン×3とバトル!


ルウ
 「エレナ、ケガはないかい?

エレナ
 「だ、だいじょ〜ぶです……。は〜……。こ、こわかったです……。

 「ふぅ……。ルウさんを助けたくて、ついてきたのに
  逆にルウさんに助けてもらっちゃって……。ごめんなさい、ルウさん……。

ルウ
 「エレナが無事ならかまわないよ。

エレナ
 「そ、そ〜ですか? よかった……。なんだか元気が出てきました♪

ルウ
 「歩けるかい?

エレナ
 「はいっ♪ ばっちりです! ルウさん、行きましょ〜!


ルウ
 「開かないか……。さっきスイッチをこわしたせいかな。
エレナがいる
エレナ
 「すごく重そ〜な扉ですねえ。
  ミントさんの跳び蹴りも
  はね返しちゃいそうですよ。

ルウ
 「そうだね……。
  僕の力で、どうにかできるだろうか……。

エレナ
 「困りましたね〜。

 「えい!

ルウ
 「エレナの力じゃ無理だよ。

エレナ
 「ですよね〜。

扉が倒れる

エレナ
 「あれれ?

ルウ
 「…………。

エレナ
 「なあんだ、こわれてたんですね♪
  さあっ! 先に進みましょ〜!!
エレナがいない
ルウ
 「開かないな……どうしよう?

扉を攻撃すると
倒れて進めるようになる


ルウ
 (エレナを呼んだほうがいいな。
エレナを呼ぶ
ルウ
 「エレナ!

 「僕がタイミングをはかるよ。合図をしたら、ジャンプするんだ!

エレナ
 「はいっ! おねがいしま〜す!
エレナをジャンプさせるにはボタンを押します


大きな音がする
エレナ
 「きゃあ!?

ルウ
 「なんだ!?


広間
ルウ
 「あいつは!?

デューク
 「苦しまぎれの一発なんて俺には通用しないぜ。

 「そろそろラクにしてやるぜっ! くらえ、必殺!!

 「サンライズ・アッパーっ!!


デューク
 「こいつがガントレットか。これさえ持ち帰ればあねさんに喜んでもらえるな。

ルウ
 「デューク!!

デューク
 「遅かったな、ルウ!! 待ちくたびれたぜ。
  ヒマつぶしにガーディアンと戦ってみたが……準備運動にもならないぜ!

 「ガントレットとソラレットは手に入れてきたな、ルウ!
  まとめて渡してもらうぜ! この最強の『なりきり』でおまえをブッ倒してな!

 「昨日は徹夜で『燃えよ鉄拳』って本を読んだのさ。
  愛と激闘のドラマだったぜ……。
  おのれの拳にすべてをかけた格闘家の生きざまに、俺は感動した!
  おかげでちょいと寝不足だがハートはメラメラ燃えてるぜッ!!
  ルウ! 俺の燃える拳を受けてみなッ!

 「おじょうちゃん、すみっこに行ってな! まきぞえを食うぜ!

エレナ
 「え!? あっ、はいっ!

ルウ
 「デューク……。

デューク
 「気にするな! 思うぞんぶん戦いたいだけさ。

エレナ
 「ルウさん、がんばって!

デュークとバトル!
今こそ燃えあがれ、俺の鉄拳ッ!


デューク
 「まだ勝負は終わってないぜ!

 「ぐあっ!?

 「ちくしょう! これしきのケガで……。

ルウ
 「もうやめよう、デューク! 勝負はついたんだ。

デューク
 「勝負がついた、だと? バカ言うな! 俺は負けるわけにはいかないんだ。
  あねさんのためにもガントレットを持って帰らないと……。

エレナ
 「ダメですっ!

デューク
 「おじょうちゃん……。

エレナ
 「ケガしてるじゃないですか! すぐ手当てしますからじっとしててくださいね。

デューク
 「おじょうちゃん、よしな! 同情はごめんだぜ!!

 「うぐっ!

エレナ
 「強がっちゃダメですよ、デュークさん♪

デューク
 「…………すまねえ。

ルウ
 「この音は……?

エレナ
 「ルウさん、たいへんですっ! 壁が……!!

ルウ
 「ダメだっ!! 閉まってる!

エレナ
 「ぺちゃんこになっちゃいます〜!!

デューク
 「でやああっ!

ルウ
 「デューク!

デューク
 「ボサっとするな! そっちに扉があるだろ! さっさと逃げろ!!

ルウ
 「こっちも開かないっ!

デューク
 「それがどうした! 押しても引いてもダメだったら最後の手段があるだろう!
  かまわねえ、ぶっこわせ!

 「くそっ、なんてパワーだ!

 「悪趣味なトラップをしかけやがって!

 「くっ! 体に力が入らない……。ルウ、手伝ってくれ!

 「すまない、手を貸してくれ!

 「うっ!! 壁のパワーが!?

 「ヤバイ! もうダメだっ!

 「まだか、ルウ! こっちはそろそろ限界だ!

 「俺たちの命もここまでか……

エレナ
 「あれ?

 「ルウさん、たいへんですっ! この扉……。

 「引き戸です。

ルウ
 「………え?

デューク
 「なんでもいい! さっさと逃げるぜ!


入口
エレナ
 「ふ〜……やっと出られましたね♪
  ずっと暗いところにいたからお日さまがまぶしいです〜。

ルウ
 「一時はどうなるかと思ったよ……。

エレナ
 「でも、おもしろかったですよ。またいっしょに探検しましょうね♪

ルウ
 「そ、そうだね……。

 「…………。

エレナ
 「ルウさん、そろそろ街に帰りませんか?

ルウ
 「……うん。

エレナ
 「さっきは助けてくれてありがとうございました♪

デューク
 「助けたわけじゃない。自分が生きのびるために勝手にやっただけだぜ。

エレナ
 「わたしだって、勝手にお礼を言っただけです♪

デューク
 「……勝手にしな。

エレナ
 「はい♪ さようなら、デュークさん! ちゃんとケガを治してくださいね。

 「じゃあルウさん、帰りましょう!


デューク
 「待ちな!

 「持っていけよ。

エレナ
 「これって……。

デューク
 「ガントレットだ。手当ての礼だよ。

ルウ
 「デューク……。

デューク
 「誤解するなよ、ルウ!
  こいつはおまえに渡すんじゃない。おじょうちゃんへの礼だからな!

 「次に会うときが、おまえの最後だ! 首を洗って待ってろよ!


エレナ
 「ルウさん、行きましょう。
  

≪カローナの街≫

ホテル・ベルの部屋
ベル
 「なんだってえぇ!? ガントレットをルウに渡したぁ!?

デューク
 「あねさん……すみませんっ!

ベル
 「デューク、そいつは本当なのかい!?
  せっかく見つけたお宝をあっさりルウにやっちまうなんて……。
  どうしてそんなバカなことをしたのさ? きっちり説明しておくれ!

デューク
 「…………。

ベル
 「……どうしたんだい?

デューク
 「口じゃあ、うまく言えないんですよ。

 「俺だって、はじめのうちは宝を渡す気なんてなかったんです。
  でも、あいつらに助けられてお天道様の下に出たら
  なんか気分が変わっちまって……。
  なぜか『渡すのが当然だ』って気持ちになって、つい……。

 「あねさん、本っ当にすいませんっ!

ベル
 「そうかい……もういいよ、デューク。顔をお上げ。
  すぎちまったことをグチグチ言うのはやめよう。

デューク
 「安心してください、あねさん! 俺はルウと、なれあうつもりはねえんです。
  次にあいつと戦うときは、てかげんヌキの全力バトルで、かならずブッ倒します。
  ガントレットも取り返してみせますぜ!

ベル
 「デューク、あんた……。

デューク
 「あいつと何度も戦って、わかりました。俺とルウは永遠のライバルなんです!
  ある時は、おたがいに助けあいまたある時は、命をかけて激突する!
  そう、これが……。

ベル
 「これが……なんだい?

デューク
 「これが……。『男のロマン』ってやつですかい?

ベル
 「この……どあほ!
デュークをブッ飛ばす

ベル
 「な〜にが『男のロマン』だか。…………心配して損したよ。

ソーリン
 「失礼します。

ベル
 「とりこみ中だよ、後にしておくれ!

ソーリン
 「ですが……お客さまの宿泊料金について大事なお話がございまして。

ベル
 「う!

ソーリン
 「かなりの料金が未払いになっております。
  お早めに、お支払いねがいたいのですが。

ベル
 「あら……まあ……そんなにツケがたまってるのかい?

ソーリン
 「できるだけ早く、お支払いを。

ベル
 「明後日には、いや明日には払うよ!
  だから今日のところはカンベンしてくれないかねえ……。

ソーリン
 「よろしくおねがいします。


ベル
 「聞いたかい、デューク。あたしらのサイフが大ピンチだよ!
 【遺産】をゲットして大金持ちにならないとあたしらは明日から宿なしだ!

 「さっさと起きて、アレを用意しな!

デューク
 「アレって……まさか!? あねさんヘクサゴンを使う気ですかい!?
  アレはとっておきの秘密兵器ですぜ!

ベル
 「ごちゃごちゃ言うんじゃないよ!
  こういうときに使ってこその秘密兵器じゃないか。さっさと用意おし!

デューク
 「へ、へいっ!

ベル
 「ふふふふふ……。見てなさい、ルウ!
  あたしらの秘密兵器でじっくりたっぷりいたぶってやるわ!


噴水広場
エレナ
 「は〜……やっと帰ってこれましたね〜。つかれたけど、楽しかったです。

ルウ
 「僕はへとへとだよ……。

エレナ
 「おわびといったらヘンですけど今夜はうちでごはんを食べませんか?

ルウ
 「そうしようかな……。

 「!?

 「クレア!?


裏通り
ルウ
 「いない……。


ルウ
 「ちょっといいかな。ここに紫色の服を着た女の人が来なかったかい?

マルコ
 「えっ? 女の人? 僕、さっきからここにいたけど女の人なんて来なかったよ。

ルウ
 「そうか……。


ルウ
 「見まちがいだったのかな……。

 「そんなはずはない! あれはたしかに……クレアだった。


マルコ
 「女の人なんか知らないよ。アリーネちゃんもお店から出てこないし……。

 「ぼく、うそなんかついてないよ!

 「お兄ちゃんの見まちがいじゃないの?


酒場
アリーネ
 「いらっしゃい! ゆっくりしてってね♪

 「あのゴロツキ兄弟が食い逃げしようとしたのよ。もちろん逃がすわけないわ!
  とっつかまえてボコボコにして皿洗いさせてやったわ!

 「さあ、仕事しないと。
 
街外れの草原
ロッド
 「おう、ルウじゃねぇか。オレ様とバトルしに来たのか?
バトルする
ロッド
 「まず100G払ってもらおう。
  オレ様に勝ったら
  賞金1000Gはおめぇのものだ。
100G払う
ロッド
 「OK! たしかに100Gいただいた。
  レッツ・バトルだぜ、ルウ!


ロッド
 「見せてやるぜ、ルウ!
  このオレ様が精魂こめて
  クリエイトした武器をな……。

 「その名もゴールドゲイルッ!

ルウ
 「すごい気迫だ……!

ロッド
 「フッ……オレ様のソウルを見せてやるぜ!
  行くぜ、ルウ!
やめておく
ロッド
 「なんでぇ、期待させるなよ。
 
 
金が足りない
ロッド
 「おいおいおいおい……。
  マネーが足りてねぇじゃねえか。
  顔を洗って出直してきな。

ロッド
 「カモン、ルウ! オレ様の熱いソウルを味わいなッ!!

 「カモン、ルウ! レッツ・バトルとシャレこもうぜ!

 「カモン、ルウ! このゴールドゲイルの威力をレッスンしてやるッ!!

 「カモン、ルウ! 1000Gは渡さねぇぜ! 生活が厳しいからな!

 「カモン、ルウ! オレ様は絶対に負けねぇぜ! ジョニー・ウルフが応援してるからな!

 「カモン、ルウ! ゴールドゲイルを持ったオレ様は無敵だ!!

 「カモン、ルウ! ゴールドゲイルのアタックに耐えられるか?

ロッドとバトル!
勝った
ルウ
 「だいじょうぶですか?

ロッド
 「やるじゃねぇか。
  いいバトルができて楽しかったぜ……。

 「約束の1000Gだ。うまいフードでも食いな。
1000Gをゲット!

ルウ
 「ありがとうございます。

ロッド
 「またバトルしたくなったら来てくれ。
  いつでも相手してやろう。
負けた
ロッド
 「ナイスファイトだったがまだまだスイートだな。

ルウ
 「すごい武器ですね。
  全力でいったのに歯が立ちませんでした。

ロッド
 「なに、気にするな。
  おめぇが弱いんじゃねぇ。
  オレ様が強すぎるだけさ。
  オレ様はしばらくこのタウンにいるつもりだ。
  きたえなおしてまたチャレンジするんだな。
  ネクストチャンスにトライアゲインだぜ、ルウ!

ルウ
 「はい!

ロッド
 「おう、ルウじゃねぇか。オレ様とバトルしに来たのか?
バトルする
ロッド
 「まず100G払ってもらおう。
  オレ様に勝ったら
  賞金1000Gはおめぇのものだ。
100G払う
ロッド
 「OK! たしかに100Gいただいた。
  レッツ・バトルだぜ、ルウ!
やめておく
ロッド
 「なんでぇ、期待させるなよ。
 
 
金が足りない
ロッド
 「おいおいおいおい……。
  マネーが足りてねぇじゃねえか。
  顔を洗って出直してきな。
ロッド
 「カモン、ルウ! オレ様の熱いソウルを味わいなッ!!

 「カモン、ルウ! レッツ・バトルとシャレこもうぜ!

 「カモン、ルウ! このゴールドゲイルの威力をレッスンしてやるッ!!

 「カモン、ルウ! 1000Gは渡さねぇぜ! 生活が厳しいからな!

 「カモン、ルウ! オレ様は絶対に負けねぇぜ! ジョニー・ウルフが応援してるからな!

 「カモン、ルウ! ゴールドゲイルを持ったオレ様は無敵だ!!

 「カモン、ルウ! ゴールドゲイルのアタックに耐えられるか?

ロッドとバトル!
勝った
ルウ
 「だいじょうぶですか?

ロッド
 「やるじゃねぇか。
  おめぇはどんどん強くなるな。

 「約束の1000Gだ。
  またバトルしたくなったら来てくれ。
  いつでも相手してやろう。
1000Gをゲット!
負けた
ルウ
 「くっ……。
  あと一歩だったのに……。

ロッド
 「惜しかったぜ、ルウ。
  ナイスファイトだったが
  まだまだ修行が足りねぇな。
  きたえなおしてまたチャレンジしてこい!
  ネクストチャンスにトライアゲインだぜ!!
5回勝つ
ロッド
 「しばらくバトルはおあずけだ。約束の1000Gと……。
  特別にオレ様が見つけたコインをやるぜ。新しい武器の完成を待ってな。
1000Gをゲット!
ゴールドコインをゲット!


ロッド
 「悪ぃが、しばらくバトルはおあずけだ。新しい武器をクリエイトしてるからな。
  おめぇの想像をブッ飛ばすグレートな武器を見せてやるから楽しみに待ってな。

 「オレ様が武器をつくる間にトレーニングしておけよ。

 「どんな武器か知りたいのか? チッチッチ、そいつはトップシークレットだな。
 

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