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ドラゴンのやまへ



≪カローナの街≫

クラウスの店の地下
クラウス
 「お帰り、ルウ君。無事に帰って来てくれてなによりだ。

ミント
 「ずいぶん遅かったわね〜。ちゃんとアイテムを手に入れた?

ルウ
 「ガントレットとソラレットをどうにかひとそろい集めてきたよ。

ミント
 「こっちもタイヘンだったわよ。ベルのヤツがしゃしゃり出てきてさ〜。
  ま、ちゃちゃっと片づけてやったけどね! イヤリングも持ってきたし。

クラウス
 「よしよし……。アイテムもそろったことだし、準備万端だ。
  君たちが取ってきてくれたガントレットとソラレット、
  そしてイヤリングをさっそくプリマドールに装着してみよう!

ミント
 「さ〜てナニが起こるかな〜♪


クラウス
 「おおっ!? 動いた!!


クラウス
 「……もしもし?

ルウ
 「反応がないな。

ミント
 「なによ、コイツってば座ってるだけのお人形さんなわけ?

プリマドール
 「人形ではありません。プリマドールです。

ミント
 「うひゃあ! と、とつぜんしゃべんないでよね!
  あー……心臓に悪いじゃない……。

ルウ
 「君、話ができるのか。

プリマドール
 「正確には会話ではありません。むしろ模倣と呼ぶべき行動です。
  音声として入力された言語情報を分析して
  適切な回答を作成し、出力しているだけですから。
  これは純粋に受動的な反応であって
  なんらかの意志に基ずく能動的な行動ではないのです。

ミント
 「よくわかんないけど……。
  よーするに、あたしたちの言葉に合わせてテキトーに答えてるってコト?

プリマドール
 「ほぼ正確な解釈です。なかなかやるじゃねーか、ミント。

ミント
 「なぬー!? あんた、いきなり態度デカいわね!

プリマドール
 「失礼しました。言語選択にいささかの不具合が生じています。
  正しい言葉を選べずに、不適切な発言をしてしまうことがまれにあります。
  まあ許しやがれミント。広い心でな。

ミント
 「あんた……ケンカ売ってるの!?

ルウ
 「まあまあミント、落ち着いて。

 「君の能力は、しゃべるだけじゃないだろう? 歩いたりできるかい。

プリマドール
 「現時点では不完全ですが補助的な歩行機能は搭載されています。
  歩行を実行します。

ミント
 「あ。

ルウ
 「君……だいじょうぶかい?

プリマドール
 「駆動系の制御と平行運動の処理に問題が生じました。体制復帰が不可能です。

ミント
 「『ひとりじゃ立てません』って素直に言いなさいよ。


クラウス
 「満足に歩くこともできないか。やはりアミュレットを装着しないと。

ルウ
 「アミュレットは、まず材料を集めてからつくらなければならないんですよね。
  材料のこと、なにかわかりましたか?

クラウス
 「おっ! そうそう、すっかり忘れていた。ファントマイトのことだね。
  君たちが出かけた後で、文献を調べてみた。
  そうしたらファントマイトがありそうな場所がわかったんだよ。

ミント
 「やるじゃないクラウスさん♪ で、ファントマイトはどこにあるの?

クラウス
 「怒りの山さ。
  あの山に棲むウィーラーフは貴重な宝石や鉱物をコレクションしている。
  彼ならば、ファントマイトを持っているかもしれない。

ミント
 「貴重な宝石や鉱物……! 行く行く! あたしが行ってくる!!
  ウィーラーフだかなんだか知らないけど
  ファントマイトも宝石もごっそりいただいてくるわ♪

クラウス
 「ミント君がどうしても、と言うなら止めはしないが……。
  ウィーラーフは1000年以上を生きた古き怪焔竜なんだ。
  彼に挑戦した者はことごとく命を落としているぞ。

ミント
 「ヘ……? かいえんりゅう? ウィーラーフって、ドラゴンなの?

クラウス
 「きわめつけに強力な怪焔竜さ。
  大地の炎を自由にあやつると言い伝えられているね。

ルウ
 「ミント、本当に行くのか?

ミント
 「へ? なに言ってるの? そんな危ないとこ、行くわけないじゃん。
  あたしは、ベルたちがかっぱらったティアラを取り返しに行くの!
  ファントマイトはあんたにまかせた! ってなわけで、よろしくぅ!

ルウ
 「…………。

クラウス
 「どうする、ルウ君?

ルウ
 「行くしかないですよ。怒りの山への道を教えてください

クラウス
 「わかった。地図を用意しよう。
  いつも見送ってばかりですまないが今度も気をつけておくれよ。


クラウス
 「ウィーラーフは強力な怪焔竜だ。
 『怪焔竜』と書いて 『かいえんりゅう』と読むんだよ。

 「ウィーラーフはとてもガンコらしい。
  へたに機嫌をそこねると、あっという間に黒コゲにされてしまうかもしれない。
  くれぐれも気をつけてくれたまえ

 「プリマドール君は、まだ不完全だ。
  ティアラやアミュレットを装着しないと【遺産】の封印を解けないだろう。

 「ゴーストテンプルでは、エレナがめいわくをかけてしまったようだね。
  本当にすまなかった。1度ならず2度までも、エレナを助けてくれてありがとう。


プリマドール
 「…………。

 「現状では、不適切な発言を実行してしまうことがあります。
  ティアラを装着すれば不具合は解消されるでしょう。

 「ティアラは、言語選択や運動性能の制御をつかさどるアイテムです。

 「封印解除の魔力は、アミュレットに集約されています。


クラウスの店
エレナ
 「ミントさんが、おみやげにおっきなカボチャを持ってきてくれました♪

 「さっき、ヘンなお客さんが来たんです。
  ハリネズミさんみたいに髪の毛がツンツンしてて、おもしろかったです♪

 「そういえば……ゴロツキさんたちがルウさんをさがしてるみたいですよ。


噴水広場
マルコ
 「おじいちゃんに聞いたんだ。
  怒りの山にいるウィーラーフってものすごく強いんだってさ!

 「ロッドのところでジョニー・ウルフと遊ぼうかな。
 

≪メルのアトリエ≫

ルウ
 「留守みたいだな……。
 

≪怒りの山≫

デューク
 「待ちかねたぜ!

ベル
 「しばらくぶりだねえ、ルウ。元気にしてたかい?

 「それにしても、ずいぶん遅かったねえ。
  こんな暑いところで待たされてすっかり汗だくになっちまったよ。
  さっさと用事を片づけて冷たいシャワーでも浴びたいもんさ。

デューク
 「あねさんのお背中はこの俺が流しますぜ。
デュークをブッ飛ばす

ベル
 「こんなところで待ってたのもあんたに用事があるからさ。
  あたしらがなにを言いたいか
  わざわざ話して聞かせなくてもあんたは百も承知だろ?
  おとなしく言うことを聞く方が身のためってもんだよ。

ルウ
 「そっちだって僕の答えをわかってるはずだ。【遺産】の情報は渡さない。
 【遺産】を手に入れるのが、僕の使命なんだ。

ベル
 「だまって聞いてりゃ小生意気なボウズだね!
  使命使命って、耳にタコができちまう!
  人がせっかく親切に忠告してやってんのに聞く耳持ちゃしないときたもんだ!
  アッタマ来たね、もう許しやしないよ!
  ボコボコのギタギタにたたんでやるから覚悟おし!!
  ……とっておきの秘密兵器でね。

 「おいで、ヘクサゴン!!

ルウ
 「こいつは!?

ベル
 「大サンゴ海の遺跡で掘り出した古代の魔法兵器さね!!
  これがあたしらの秘密兵器さ! このヘクサゴンに、弱点はないよ!

 「さらにっ!!

デューク
 「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ。

ベル
 「さ〜て、どうする? ヘクサゴンとデュークをいっぺんに相手にできるかい?
  もっとも今さらあやまったってカンベンしてやりゃしないけどねえ!

デューク
 「ゴーストテンプルでつくった借りをまとめて返してやるぜ!!

ベル&ヘクサゴン&デュークとバトル!
ケリをつけてやるぜ、ルウ!


ベル
 「歯がゆいねえ……。ひくよ!


山頂
ルウ
 「ウィーラーフ!! 姿を見せてください!

 「ウィーラーフ!! 聞こえますか!?

ウィーラーフ
 「わしを呼ぶのは何奴だ……。

 「きさまか、こわっぱ。人間の分際でわしの眠りを妨げるとは、いかなる了見だ。
  むう? ぬし、人間ではないようだな……。ふん、どうでもよいことか。

ルウ
 「眠りを邪魔したのはあやまります。
  でも、あなたに頼みがあるんです。僕の話を聞いてください!

ウィーラーフ
 「わしの安息を破った上に、頼みごとだと。図々しいにもほどがあるわ。

ルウ
 「お願いです、話を聞いてくれるだけでも!

ウィーラーフ
 「ぬしの長たらしい口上なぞ聞いても時間の無駄というものよ。

 「わしが、ぬしの心を読んでくれる。


ウィーラーフ
 「ほう……。ぬしはヴァレンの【遺産】をめざすか。

ルウ
 「はい。【遺産】の封印を解くためにファントマイトを探しています。
  あなたは珍しい鉱物を集めているという。
  もしファントマイトを持っていたらわけてもらえないでしょうか。

ウィーラーフ
 「ファントマイトなら持っておる。だが、ただで渡すわけにはゆかぬな。

ルウ
 「…………。

ウィーラーフ
 「なにゆえか、わかるか? 危険だからだ。
  ぬしはファントマイトを使って
  封印されしヴァレンの【遺産】を呼び覚まそうとしておる。
  だが、エイオンの妖力を解き放てば世界に破滅がもたらされるやもしれぬ。
  それでも構わぬと申すか?

ルウ
 「それは……。

ウィーラーフ
 「どうしたこわっぱ、なぜ答えぬ! 正直に答えてしまえ。

 「自分の願いをかなえるためなら世界が滅びてもかまわぬ、と。
  自分ひとりが幸福になるためなら世界が滅びてもかまわぬ、と。
  認めてしまえ! 言ってしまえ!

ルウ
 「違うっ! 僕はクレアを救いたいだけだ!
  彼女に帰って来てほしいだけなんだ!
  だから、彼女が帰ってくるこの世界を滅ぼしたりなんかさせない。
  誓ったっていい!!

ウィーラーフ
 「黙れい、こわっぱ! 口先だけの誓いなど、聞く耳持たぬわ!

ルウ
 「ならば……どうすれば。

ウィーラーフ
 「ぬしが手にする太刀は飾りか?「言葉などでは、まことの魂胆はわからぬ。
  ぬしの心根にいつわりがないと申すなら太刀にて証を立てるがよい。

ルウ
 「わかりました……。証明すればいいんですね。

 「僕がどれだけ本気かを!

ウィーラーフとバトル!

ウィーラーフ
 「そこまで!

 「見事……。ぬしの心根、確かに見せてもらった。
 もはや刃をまじえる必要もあるまい。太刀を引けい、ルウ。
やめる
ウィーラーフ
 「ぬしの実力、これほどとは思わなんだ。
  ひとひねりにしてくれるつもりであったが
  ……年寄りの冷や水であったわい。

ルウ
 「だいじょうぶですか?

ウィーラーフ
 「ふぁっふぁっふぁっふぁっふぁっ!!
  小娘に心配されてしもうたわ!
  怪焔竜ウィーラーフも老いたものよ。

 「持っていけ、ルウ。

ルウ
 「……ありがとうございます。

ウィーラーフ
 「礼などいらぬわ。
  ぬしは己の力で、それを手に入れたのだ。
  誇らしく胸をはって持ち帰るがよい。

ルウ
 「……本当に、かまわないんですか。
  このファントマイトの力で
 【遺産】を呼び起こしても……。

ウィーラーフ
 「心配するぐらいなら、渡したりせぬわ。
  ルウよ……。わしは戦いを通じて
  ぬしの心根を見ておった。
  ぬしが振るった力には
  いっぺんの邪気もあらなんだ。
  いかに巨大な力を手にしようと
  ぬしなら道を誤りはせんだろう。
  1000年を生き抜いたわしにはわかる。
  わしはぬしを信じるぞ。
  久方ぶりにひと暴れして
  いささか疲れたわい。
  さて、もう一眠りするかのう……。
やめないで攻撃
ウィーラーフ
 「聞こえぬか。
  太刀を引けと言っておる。

それでもやめずに攻撃
ウィーラーフ
 「こわっぱが図に乗りおって
  ……目ざわりだ!!
ゲームオーバー……
 

≪カローナの街≫

酒場
ベル
 「どうするんだよ、このトンチキ!
  また失敗しちまったじゃないか。あんたが情けないからだよ!!

デューク
 「あねさん、そいつはないですぜ。俺のせいにしないでくださいよ。
  あねさんだって失敗続きじゃないですか。

ベル
 「やかましいっ!

 「これからどうすりゃいいんだい? あたしらのサイフはカラッポだよ。
  宿屋のツケはたまる一方だし食費だってバカにならないよ。
  ヘクサゴンだって修理しないと……。

デューク
 「金もないのに、ぜいたくなホテルに泊まってるからですよ。

ベル
 「しかたないだろ!
  あたしゃ育ちがいいからね羽毛のふとんじゃないと眠れないんだよ!
  あ〜〜〜、腹が立つったらありゃしない!

アリーネ
 「お客さん! 騒ぐなら、よそに行ってよ!
  他のお客さまに迷惑でしょ! うちは静かに飲む店なんだから!

デューク
 「……すいません。

ベル
 「悪かったわね!

???
 「あらららら〜。荒れてるわね〜、ベル。
  イライラしてばっかだとシワだらけになっちゃうよ。

ベル
 「やかましい! ……って、あんたは!?

ミント
 「その様子だと、またしてもしくじったみたいね〜。

ベル
 「よけいなお世話だよ! あんた、あたしらになんの用だい!

ミント
 「ふっふっふっふっ……。あんたたちにステキな話を持ってきたのよ。

ベル
 「ステキな話ぃ!?

ミント
 「そーゆーコト。ちょっと耳貸して……。


噴水広場
???
 「ウヒョ〜!

ルウ
 「!?

ブラッド
 「おい! おたま野郎!

 「俺たちを忘れたとは言わせねえゼ!

スモーキー
 「ウヒョヒョ!

ルウ
 「おまえたちは……。
「たしか……。
ルウ
 「ブラッドとスモーキーだな。

ブラッド
 「ヘッ! よく覚えているじゃねえか。
  俺たち極悪ゴロツキ兄弟の恐ろしさが
  骨身にしみてるらしいな!

スモーキー
 「ウヒョ! 極悪極悪ゥ〜!
「誰だ?
ルウ
 「誰だ?

ブラッド
 「ヘッ! 俺たちのことが怖すぎて
  記憶喪失になっちまったらしいな。

 「だったら思い出させてやるぜ。
  俺の名はブラッド!

スモーキー
 「俺はアニキの唯一の子分
  スモーキーっス! ウヒョヒョ!

ブラッド
 「バカヤロウ!
  それを言うなら『一の子分』だ!

ルウ
 「僕になんの用だ。

ブラッド
 「決まってんだろ! フクシューだ!
  俺たちをさんざんコケにしたテメエをギャフンと言わせてやるためよ!

スモーキー
 「ウヒョ〜!? アニキ、マジで!?

ブラッド
 「おう、マジでマジで! マジでギャフンと言わせてやるぜ!

ルウ
 「ここで戦うつもりなのか?

ブラッド
 「おっと、かんちがいするんじゃねえ。今日はこいつを届けに来ただけだぜ。
  俺たちからの、決闘状をな!

 「テメエに決闘を申しこむぜ。正々堂々、決着をつけようじゃねえか。
  場所はそれに書いてある。かならず来いよ!

スモーキー
 「逃げたらカンベンしないっス! ウヒョ!

ルウ
 「汚い字だな……。なんて書いてあるんだろう?

決闘状
 『とにかくテメエはマジでナマイキだ! 許さねえぜ! バーカバーカ!』

 『だからテメエをボコボコにしてやるぜ! マジでマジでマジで!』

 『俺たちは森で待ってるからな。さっさと来やがれ! わかったか!』

ルウ
 「森か……。


酒場
アリーネ
 「いらっしゃい! ゆっくりしてってね♪

 「ミラさんって、落ち着いててステキよね〜。
  わたしも、あんなふうになりたいわ……。

 「ミラさんって、昔は有名な剣士だったのよ。
  だけどクラウスさんと結婚して、引退したの。

 「エレナって、将来きっと大物になる気がするわ!

 「さあ、仕事しないと。
 

≪メルのアトリエ≫

メル
 「わたしの年齢? 世の中には、聞いてはいけない質問もあるのよ。

 「わたしの年齢? ご想像におまかせするわ。

 「ちょっと都まで行って、新作のぬいぐるみでも買ってこようかしら……。

 「ここにアトリエを建ててもう何年になるのかしら……。

 「すてきなお部屋でしょう。ここに座っているだけで心がやすらぐわ……。
 

≪カローナの森≫

ブラッド
 「よく来たな、おたま野郎! 逃げ出さなかった勇気をほめてやるぜ!
  ここをテメエの墓場にしてやる! マジで覚悟しやがれ!

スモーキー
 「アニキ、マジで!? マジでやるっスか?

ブラッド
 「オウ、マジでマジで!

ルウ
 「わかった……けりをつけよう。

ブラッド
 「ヘッ! その余裕、いつまでもつかな?
  今日は強い味方を呼んであるからな!

ルウ
 「味方?

ブラッド
 「先生! おねがいします!


 「テメエがルウか。ケッ!
  どんなゴツイやつかと思えばナヨナヨのヒョロヒョロ野郎じゃねーか!
  こんなやつ、オレの指先ひとつでギタギタのゲドゲドのズタボロだッ!

スモーキー
 「そうっス! ズタボロにするっス!


 「うるせえ! オレに命令するんじゃねえ!
スモーキーをブッ飛ばす

ブラッド
 「…………。

ルウ
 「おまえは……?


 「知りてーか? 教えてやらぁ! オレの名はトラップマスター!
  オレの名を聞けば、泣いてるガキももっと泣きぬれるぜッ!
  テメエのくされノーミソにギチギチ刻んで記憶しとけや!

ブラッド
 「先生、やっちまってくだせえ! 謝礼はガッポリはずみますぜ!

トラップマスター
 「まかせとけや。速攻でぶっつぶしてやるぜ!

ルウ
 「僕だって、少しは腕におぼえがあるんだ。

トラップマスター
 「ケッ! 余裕カマしてんじゃねーよ、タコ!
  テメエはすでに、オレのワザにハマってるんだぜ!

ルウ
 「なにっ!?


ルウ
 「こ、ここは!?

トラップマスター
 「ギャハハッ! オレは強すぎるからよォ!
  まともにバトルしたら、あたり一面焼け野原になっちまうのさ!

 「だからこーして、オレ専用のバトルフィールドで戦うってわけよ!

 「覚悟しろよ、ルウ! 骨のズイまで燃えカスにしてやるぜっ!

トラップマスターとバトル!
勝った
トラップマスター
 「やるな、ルウ! ツラのワリには
  意外とあがいてくれるじゃねーか!

ルウ
 「あがいているのはそっちじゃないか。

トラップマスター
 「ざっけんじゃねえ!
  オレが本気になれば、テメエは
  燃えカスさえ残らねーんだよ!
  あんまり調子に乗りやがると
  マジで焼き殺すぞ、オラァ!
負けた
トラップマスター
 「弱えっ! 弱すぎて
  話にならねーぜ、ルウよぉ!

ルウ
 「くっ……まだ勝負はついてない!

トラップマスター
 「いーや、ついてるぜ!
  あきらめな! テメエの負けだっ!
  弱すぎて弱すぎて泣けてくるぜぇ!
  あんまりにもヘボすぎて
  かえってムカムカイライラするぜ!

ルウ
 「!?

トラップマスター
 「ギャハハハハッ! ビビってんじゃねーよ、タコ! 安心しな!
  今日はテメエの力を試しただけだからよまだブッ殺さねーでおいてやる!
  カミサマに感謝感激しとけ!!

 「命拾いしたな、ルウ! 次に会うときまでにはせいぜい強くなっとけや!


ルウ
 「トラップマスター……か。あいつの狙いは、いったい……。

スモーキー
 「ウヒョ? 帰っちゃったっスよ!? どーするんですかい、アニキ!?

ブラッド
 「あわてるんじゃねえ、スモーキー! やつを見るんだ!
  先生とバトルしてヘロヘロにつかれきってるぜ!

スモーキー
 「ウヒョ〜!! わかったっス! 今のやつなら、楽勝で勝てそうっス!

ブラッド
 「そういうことよ! 今度こそ、やつをマジでブッ倒すぜ!

スモーキー
 「ウヒョ〜! マジでやるっス〜!! 

ブラッド&スモーキーとバトル!
スモーキーをやっつける
スモーキー
 「ウヒョロロロロ……。
  アニキ、今回もやっぱり
  ダメだったっス……。

ブラッド
 「バカヤロウ! あきらめんるんじゃねえ!
  どんなにツラいときだって
  明日へ向って走っていくんだ!
  というわけで、俺は走っていくぜ!

スモーキー
 「えっ!? ウヒョヒョ!?
  アニキ〜、待ってくれっス〜。
ブラッドをやっつける
ブラッド
 「チクショウ、どうして勝てねえんだ……。
  しかたねえ、ずらかるぜスモーキー!

スモーキー
 「えっ!? ウヒョヒョ!?
  アニキ〜、待ってくれっス〜。
 

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