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第2話

二人の半熟英雄!?
アルマムーン城
大臣
 「・・・・あの完熟クイーンめを倒してからというもの
  どうも城内が騒がしいのです。
  兵士達も敵の目的に気付いているのかどうも落ち着きが・・・・

兵士達
 「ソワソワ・・・・

大臣
 「御覧の有様ですわい・・・・


兵士
 「ユージロー様! どういうことでしょう?
  私共に食べさせる食糧はないということですか!?

大臣
 「何を言うのじゃ?

兵士
 「食堂に行ってみると給仕の者が
  我々の食事をユージロー様が全てつまみ食いされたということですぞ!

大臣
 「な 何じゃと!?
  ユージロー様! なんというはしたないマネを!

商人
 「ユージロー様! あんまりでございます!
  私の切り札がお気に召さないのでしたらきちんと仰って下さい!
  何も私の家の扉に黒板消しを仕掛けるなどという嫌がらせをしなくても!
  椅子には画鋲まで置いていって!

将軍
 「ユージロー様!
  入浴中に覗いたり着替えを隠したり・・・・
  ユージロー様といえど許せませんわ!

大臣
 「皆の物・・・・ユージロー様には私から言っておくゆえ今日の所は・・・・

商人&将軍&兵士
 「まったく!
 「いい加減にしてよ!
 「これが我等の当主と思うと・・・・


大臣
 「ユージロー様〜ッ!!
  私あなたをグ〜タラとはいえそんなお方に育てた覚えはありませぬぞ!
  大体今は完熟なる者達が・・・・

右側からユージローが現われる

  ユージロー様! いつの間にそこに!

  い いや ユージロー様が・・・・二人?
  こ これは奇怪な!

もう一人のユージローに駆け寄る

  いやいやユージロー様がこんな精悍な顔つきをすることはない・・・・

  貴様なにヤツ!?

ユージローに似たヤツ
 「フフフ・・・・流石は大臣 鋭いな。
  これでユージローの信用も地に落ちたろう。
  オレの使命は将軍や兵士たちに愛想を尽かせる事!
  お前一人の力では何もできぬはず!
  これで我々完熟なる者達の計画は一層完璧なものとなる!
  オレの力がこんな程度だと思ったら大間違いだ。
  完熟軍一の極悪非道冷酷無比えーとそれから・・・・
  とにかく恐ろしい男なのだ! まだまだこんなものでは済まさぬぞ!
  貴様が二度と表を歩けぬ程にこの姿で悪の限りを尽くしてやる!
  さーて次は死んだ兵士達の墓に供えてある
  饅頭でも食い荒らすとするか!
  ハーッハッハッハ!


大臣
 「おのれ・・・・
  ユージロー様! このままでは我が国の名折れ! 一刻も早くヤツを!

  誰か! 誰か居らぬか!!

兵士
 「何か?

大臣
 「ウム 全ての悪事はユージロー様のニセモノの仕業だ!

兵士
 「何ですと!? しかしあれは確かにユージロー様・・・・

大臣
 「よ〜く思い出して見ぬか!
  こんな緩みきった顔ではなくもっとこう・・・・
  キリリとしてはいなかったか?

兵士
 「そう言われれば・・・・
  確かにこのようなマヌケ面ではなかった!

ユージロー後ろを向く

大臣
 「そうであろう!
  さ! ユージロー様! ヤツはどこかの城にいるはず!
  ヤツを倒し汚名を晴らしましょうぞ!!

  あら?
  スネていらっしゃるのですかな?
  すみませんですじゃ ちと言い過ぎたやも・・・・
  ん?
  何をお召し上がりで?

  それは!
  私が3時のおやつにと・・・・
  楽しみに取って置いた羊羹!!
  ユージロー様・・・・
大臣泣く


フィールドマップ

 水の揺らめきの奥に城の影が見えます!


全ての城を制覇
 偽英雄はその城まで我が国の偽物だった!


偽アルマムーン城
 水の引いた後に城が現われました!


偽アルマムーン城
偽英雄
 「フフ・・・・
  よくここが分かったな!
  だがユージローと全く同じ力を持つこの俺が倒せるかな?
  であえ皆の物!

  勝ち残った方こそ本当のアルマムーン国当主の半熟英雄ということよ!
偽英雄とバトル!

偽英雄
 「くッ・・・・
  なまじ・・・・ユージローと同じ力を持ったのが間違いだった・・・・
偽英雄が爆発!

大臣
 「こ・・・・これはカラクリ仕掛け?

残骸
 「・・・・ガガ・・・・

 「やあ・・・・
  半熟英雄君・・・・

大臣
 「壊れた首から声が・・・・?

残骸
 「ガガ・・・・この偽半熟英雄ロボを倒すとは・・・・思ったよりやるようだね・・・・
  ユージロー君! 君の前のデータに合わせて作ったものなんだが・・・・

 「一応君も成長しているという事になるのかな?

大臣
 「ぶ 無礼者! 姿を見せて話さぬかッ!!

残骸
 「ハッハッハ確かにそうだね。
  けれど生憎と今僕はここにはいないんだよ。
  こんなロボットではなくそろそろこの僕が直々に相手をしてあげるよ。

大臣
 「貴様・・・・一体!?

残骸
 「ハッハッハッハ! クイーンの仇はこの僕が取らせてもらう!
  覚悟して待っていてくれたまえ!

大臣
 「貴様も完熟の手の者か〜ッ!?

残骸
 「・・・・・・・・。

大臣
 「壊れおったか・・・・

残骸
 「・・・・なお お約束どうりこのテープは自動的に消滅するよ!

大臣
 「な・・・・!?

残骸が爆発し二人とも真っ黒になる

大臣
 「普通・・・・
  爆発に巻き込まれたら・・・・
  死にますな・・・・
大臣泣く


半熟調理メモ

二人目・・・・偽半熟英雄


次回予告
偽英雄を倒した半熟英雄ことユージローの前に
完熟クイーンの仇を討つべくさらなる敵が現われた!


クイーンよりも強いたまごを使うという!

戦えユージロー! 今こそたまごを割る時だ!!


次回 半熟英雄 第3話

“ああ 戦場に散った恋の花”に・・・・


エーッグ キーーック!!
CM

辛い戦い・・・・ついついたまごに頼りっぱなし。

もうエッグマンしか出ないわ〜 とお嘆きの貴兄に・・・・
あるんですよ こんなサ〜ビス!

ランプキン
 「ナマステ!

御払いモンスター ランプキンの宅配使用回数回復!
月イチコマンドにてお求め下さい!

ランプキン
 「したらな!

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